【自分のための型紙で、色を重ねていくということ】

【自分のための型紙で、色を重ねていくということ】

以前お仕立てしたスタンドカラーワンピース。

お客様専用の型紙でお作りしている一着です。

一番最初にお仕立てしたときから、少しずつバランスを整え、変更を重ね、その時の「いちばん心地いい」に合わせて進化してきました。

前回お作りした仕上がりを気に入ってくださり、今回は同じ形で、色違いのキャメルをお仕立てすることになりました。

自分のためだけの型紙。

自分に合ったサイズ感。

ほんの数センチの着丈の違い。

その積み重ねが、着たときの収まりを大きく変えます。

お洋服が人生のすべてではないけれど、毎日必ず身につけるもの。

そのお洋服にストレスがないこと、体に無理なく沿い、きれいに整い、鏡に映る姿が自然に心地よいこと。

それだけで、気持ちはずいぶん軽くなります。

迷わず手に取れる。

「これを着れば大丈夫」と思える。

余計なことに意識を使わず、集中したいことにきちんと向き合える。

それが、自分のための型紙で仕立てる意味だと思っています。

今回のキャメルは、これまでお客様にお作りしてこなかった色です。

やわらかく、でもどこか凛とした雰囲気。

少しだけ気分を変える、新しい挑戦でもあります。

生地も届き、これから仕立てに入ります。

出来上がりがとても楽しみです。