【やわらかさの中に、芯のあるノーカラージャケットを】

【やわらかさの中に、芯のあるノーカラージャケットを】

ノーカラージャケットがお嫁に行きましたので、新しく9号サイズを仕立てます。

今回選んだのは、やわらかさがありながら、きちんと品を感じるツイード。

ピンクやラベンダーの優しい色合いがベース。

それだけでも十分に素敵なのですが、そこに、さりげなく織り込まれた柔らかなオレンジ、そしてほんの少しの水色。

このオレンジと水色が入ることで、ただ「かわいい」だけで終わらない、

少しだけ芯のある表情が生まれます。

甘さの中に、ひとさじの個性。

それが、この生地のいちばんの魅力だと思いました。

さらに、糸がふわりと立体的に浮き出るような織りの表情。

触れたときの柔らかさと、目で見たときの奥行き。

こちらのツイードには、シンプルなノーカラージャケットのデザインが、いちばん映えると感じています。

あえてフリンジなどの装飾はなしにして。

その代わりに、直径約2.3センチのチェコガラスボタンを、前身頃にしっかりと。

貼り付けポケットにもボタンを添えて、リズムをつくります。

ボタンが主役になることで、上品すぎず、でもきちんと華がある一着に。

春先はもちろん、ダークトーンと合わせれば秋口にも素敵。

季節をまたぎながら、長く楽しめるジャケットになる予感がしています。

この生地だからこそ、このデザイン。

仕上がりを、どうぞ楽しみにしていてください。